キャッシングはできるだけ利用しない方が良いというのは言われるまでもなく誰もがわかっていることです。借入金額だけでなく利息分まで返済していかなくてはならないのでどうしても負担がかかってくるのが大きな理由です。しかし、誰でもお金に余裕があるわけではありませんし、急な出費に対応できるわけでもありません。どうしてもキャッシングを利用せざるをえない状況というのはあるものです。しかし、きちんと計画を建てた上で利用すれば問題ない場合の方が圧倒的に多いんです。問題となるのは計画性を持たない場合。
そのため、キャッシングを利用しなくてはならない状況になったら「きちんと返すことができる」算段をたてた上で利用するのが望ましいです。例えば、来月にボーナスがある、毎月1万円ずつなら確実に返済することができるといった簡単なものでもそこから利用計画を立てていくことができます。「わざわざ計画を立てるなんて大げさな!」そう思う方もいるかもしれませんが、無計画なまま続けてしまうと場合によっては自転車操業状態に陥ってしまうことも。キャッシングの返済の為に他の会社から借り入れを行う事を自転車操業といいますが、この状況になってしまうと利息がどんどん膨らんでいって首が回らない状態になってしまうことも。
計画的な利用を考えている方も、少しの気の緩みでキャッシングに苦しまされることも考えられます。そうならないようにするためにも心がけたいいくつかのポイントを紹介します。まずは、金利の高いサービスは避けるようにするということ。金利はそのまま返済額に直結するものですので、1円でも安くなる金利のキャッシングを選ぶようにしましょう。例えそれが0.1%の金利の違いであったとしても、金利が低いところを選ぶべきです。金利は必ず明示されているものですのでいくつかの会社の金利を比較してみると良いでしょう。また、自分が利用しようと思っている金額の金利を比較することも大切です。
また、キャッシングに悩まされないようにするためには借入件数は絞った方が良いです。悩んでいる方は借入件数が多い傾向にあります。借入件数が増えるということは、それぞれの会社に対して利息を払わなくてはならないということに。借入金額が小さいほど利息率が高くなるというのが貸金業法によって決められていますので、場合によっては利息が大きく膨らむ原因に。として、可能なら一本化や借換などを上手に活用して利息を少しでも小さくするように工夫してみましょう。もちろん最初から借入件数を増やさないように心がけることが大切です。
キャッシングは月々に決まった返済額を返済していく方法もありますが、毎月最低の返済額が決められている一方でお金に余裕があるときは多めに返済することができるものもあります。これを「繰り上げ返済」というのですが、繰り上げ返済を上手に活用することができればキャッシングのトータルでの返済額を大きく減らすことができる可能性が高まると考えます。例えば、今月は思わぬ収入があったのでこれを繰り上げ返済に充てよう、いつもなら出費しなくてはならないものが今月は出費しなくても済んだから繰り上げ返済に充てよう、といった場合が考えられます。もちろん、ボーナスも繰り上げ返済のチャンス。
キャッシングで返済しなくてはならない金額は借入金額+利息となります。この繰り上げ返済を上手に活用していけば借入残高をどんどん減らすことができるため、結果的に早く返済し終わる、これが不必要な利息が生じてしまうのを防ぐことができるというわけです。ですので、もしもより計画的に活用したいという場合はボーナスなどの繰り上げ返済ができるチャンスを計画の中に組み込んでおくとより無駄のないスムーズな活用が可能となります。とはいえ、こちらの場合も無理に繰り上げ返済をして生活を圧迫させてしまうと結果的にまたキャッシングに頼らざるをえない場合も考えられるので慎重に検討しましょう。